しばらく更新を休んでしまいました。休んでなにをしていたかというと、日本に引っ越ししていました。いきなりだな!と思われると思いますが、いや本当にいきなりでしてね……。世の中はいろんなことがあるもんです。
夫、日本で就職が決まる
かなり急だったので親族にもいぶかられてしまったのですが、トラブルがあったとか情勢不安とかそんな話では全然なく、単に夫が日本で就職が決まったから日本に引っ越したというだけです。
元々、研究者の夫がドイツに就職が決まったことでドイツへ引っ越しました。ポジションはパーマネント、定年まで勤められる雇用契約です。3年目ぐらいまでは日本に帰ることも視野に入れて暮らしていたのですが、いま研究職、特に大学や研究機関に勤めるアカデミックはポジションの空きがあまりないんですよね。なので、なかなか日本に帰る目処が立たず。
そうこうしているうちに夫もわたしもドイツの暮らしになじんでしまい(良くも悪くも順応性が高い)。ドイツでの研究が長期化しそうということもあって、「いっそドイツに住んじゃうか!」と永住に向けて動き出したのが4年目。家具付きで家賃の高いアパートに住んでいたので、家具なしだけど家賃が安くて広いアパートを探し始め、語学学校やオリエンテーションコースに通い、着々と永住に向けて準備を進めていたわけです。
そうしたらば夫の元に「ポジションが新設された」という一報が。
いまか、いまなのか……。一年早くこの話を聞いてたら大喜びだったけど、永住するぞ!と思ってたいま、いまかぁ……orz
悩む夫、即決の妻
とはいえ、これを断るなんて選択肢はないのです。
先ほどもお話ししましたがアカデミックはポジションの空きが本当にないので、一時的に海外に出たものの日本に帰る目処が立たないという人はとても多いんです。1年更新のポジションで10年続けているなんて人もザラ。
そんな中、ドイツのポジションも安定していて、日本でいいポジションが見つかった夫は超ラッキー。不況の昨今、ポジションが新設されるなんてレアケースです。運の強い男だぜ、夫よ。
けれど一報のメールを受け取った夫は一日思い悩んでいたんだそうです。まあかなりいきなりでしたし、細々とした問題もありますからねぇ。だが、しかし。細々とした問題は短期的な問題で、お金と時間と労力で解決するし、長期的に見れば帰国するメリットの方が大きい。
帰宅した夫から話を聞き、2分くらい考えて(短い)このように答えると、「あなたって本当に思い切りがいいよね」としみじみ感心されました。そうね、重要なことほど即決できるのはわたしのいいところだと思う。日本には蛮勇と言う言葉もあるがな。
日本に帰国して良くもあり、悪くもあり
この決断が英断となるか蛮勇となるかは今後次第。いまのところは帰国して良くもあり、悪くもありという感じです。ドイツに住んだのはトータル5年とそれほど長くもありませんが、やっぱりだいぶ影響を受けてますね~。
ドイツではあまり残業をしなかった夫ですが、いまは同部屋の年長者に気を使って早く帰れずにいるという話を聞くと、ああ、日本に帰ってきたんだなぁと思います。昔はわたしもバカほど残業していましたが、ドイツから帰国後は「先に帰っちゃえばいいのに」と平気で言うようになりました。そんなもん、帰っちゃえばいいんだよ!(無責任)
日本に帰国して最も良かったと思うことは食べ物と天候です。日本だと野菜も美味しいしいろんな種類が食べられるので夫はあっさり5キロ痩せました。わたしも3キロ。さらに大半の日が晴れて暖かいので寝込むこともなくなり、行動的になりました。ドイツは微妙な曇りで気圧が低い日が多いから、自律神経が弱いわたしには厳しかったみたいです。
今後の予定
今後についてですが、まだまだ書きたいことがたくさんあるのでブログは続けたいと思っています。まだドイツの大学病院に入院したら、教授回診がフランクすぎて驚いた話も書いてませんしね(教授1人看護師さん1人で、教授がへらへらだらだらしゃべるので看護師さんが叱りながら回診してた)。友人に話してウケたのはドイツで穴のあいたパンツをはき続けた話(←下着の方)です。話題的にはドイツ生活で便利だったことや海外引越、出戻ってきた日本で再発見したことなどなど雑多になりそうです。あ、いままでもわりとそうだった。
まあ、そんな感じでゆるゆるですが、皆さんに少しでも楽しんでもらえる話やお役に立てる話を書いていきたいと思いますので、またブログに遊びに来ていただけると嬉しいです^^
以上、ドイツで食べられなかったから喜びのあまり毎朝たまごかけご飯を食べているタロウでした。日本素晴らしい!