さて、ライデンからキューケンホフ公園への移動です。
ライデンからキューケンホフまではバスで30分ぐらい。電車などでは移動しにくいため、花盛りの期間についてはライデン、アムステルダム、スキポール空港から専用バスが出ています。
ライデンからの移動はコンビチケットを買うと楽
今回はこの専用バスを利用して移動します。キューケンホフ公園の入場料が8ユーロなのですが、ライデンとの往復バスと合わせたコンビネーションチケットだと24ユーロ。入場券を買うために結構並ぶそうなので、事前に購入しておくといいようです。
しかし駅前を見回してみたら、バス乗り場はあるのに券売所がない。
じゃあツーリストインフォで聞こうとインフォを探してみましたが、これもまた見当たらない……。おう……。
仕方なくぶらぶら探し歩いていると、見慣れた赤いインフォマークをつけた女性を見つけました。聞いてみると、インフォは道を渡ってしばらく歩くとすぐ見つかること、コンビチケットはインフォで購入できること、キューケンホフ公園行きのバス乗り場などを親切に教えてくれました。いい人だ。素晴らしい。オランダは観光立国でもあるので、総じて外国人に親切な気がします。
言われたとおりに歩いていくと、ツーリストインフォを見つけました。
これは分かりにくい。ツーリストインフォは万国共通で赤だと思い込んでいたので、彼女に聞かなければ見つけられなかったかもしれまんせん。ありがとう、インフォの人。
ツーリストインフォで無事コンビチケットを購入。
ついでにライデンの地図をもらいました。最近、ヨーロッパでは有料のところが多いのに無料です。太っ腹。
チケットを手に入れたので駅前のバスターミナルに戻ります。キューケンホフ公園行きバス停の目印はこの看板。
黄色のスタッフジャンパーを着ている人が係りの人です。チケットにスタンプを押してもらって列に並びます。ライデンとキューケンホフをつなぐバスは854番。しかし3年前のブログなどを見ると「54番」と書いているものがあり、ちょいちょいラインの番号が変わるのかもしれません。
乗っている時間は30分ぐらい。道中あちこちでチューリップ畑を見ることができます。オランダのチューリップ出荷額は世界1位。さすが、圧巻です。
700万本の花が咲くキューケンホフ公園
さてキューケンホフ公園に到着!行ったのが4月30日でトップシーズンだったこともあり、とても混んでました。入場券売り場もそこそこ混んでいるのでコンビチケット買っておいてよかったです。
公園の外と中に無料のコインロッカーがありますが、どこも空いていません。公園の外に有料の荷物預け所もあったのですが、1つにつき5ユーロかかります。リュック2つを預けるのもなぁということで背負ったまま観光を続けました。日本から行くなら先にホテルによって荷物を預けてから行く方が無難かも。
入り口では民族衣装を着た女性が公園内の地図を配布しています。他にもいろんなところでもらえます。
中はこんな感じ。公園内の地図ですね。
裏面はこんな感じ。見どころを説明してます。英語です。もしかしたら多言語版もあるのかな?
全部歩いて回れるぐらいの広さなので、ぶらぶらと歩いて見て回ることにしました。
Oranje Nassau
キューケンホフ公園には大きな建物が5つ(Wilhelmina、Betrix、Willem-Alexander、Oranje Nassau、Main entrance)、小さな建物が2つ(Juliana/Tulpomania、Mill)あります。大きな建物では食事が可能です。Main entrance以外は全部同じようなレストランなので、空いているところで食べるのがいいかも。
しかし昼過ぎについてお腹ぺこぺこの我々はMain entranceから一番近いOranje Nassauで昼食を取ることに。これが大失敗。Main entranceもかなり混んでいたのですが、Oranje Nassauも負けず劣らず混み混み。ご飯を買ったものの席がなく、お盆を手にさまよう人たちが続出です。
熾烈な争いをくぐり抜けて席を確保したのですが、家族連れだと大変そう。レストランはビュッフェ形式で好きな物を取ってお金を支払います。食べ放題ではありません。
食べたのはオランダ名物だというビーフシチュー。シチューの下にはジャガイモのピューレが敷かれています。美味しい! ビールはもちろんハイネケンです。
Oranje Nassauの見どころは週替わりのお花の展示と、すぐ隣にあるチューリップのモザイクです。
年によってテーマが違うようで、今年のテーマは「黄金時代(The Golden Age)」。チューリップで作った海を帆船が走り抜けるという意匠ですが、撮影用の台に上っても全部撮れない……。大半の人はスマホのパノラマ機能で撮影してました。えらいな。ここもお昼は混んでますが、15時ごろになると並ばずに台に上がれるようになります。
Betrix
公園の隅にあるBetrixは一風変わった展示です。ランとアンスリウムを使って、洋服をデコレーションしていました。
こっちはボトムだけ。オシャレ。
ウェディングドレスもあります。
やはりランは見ごたえがありますね。空間がとても華やかでした。
Willem-Alexander
Willem-Alexanderはすべての建物の中で一番大きいのではないかと思います。内部はチューリップ、ユリなど様々な花で彩られています。
昼食の時間を外れたこともあるのでしょうが、食堂はすかすか。あんな混んでるところで食事せずに、こっちに来ればよかった……などと後悔しつつ、お茶をすることにしました。で、頼んだミントティーがこちら。
草やがな! と思ったらオランダってハーブティーも名物なんですね。他でも同じようにハーブの葉をそのまま突っ込んだハーブティーを見かけました。たしかにフレッシュな味なのですが、ハーブがもったいなくて困りました。一応かじってみたけど、案の定食べられません。もったいない。
トイレもここが一番空いていました。参考までに。
Mill
キューケンホフ公園のメインと言っても過言ではないのがここ、Mill(風車)です。ここから対岸への眺めが素晴らしい!
一面のチューリップが壮観。ロケみつ!ではここを自転車で走ってましたが、公園内ではないのでこちらから行くことができませんでした。どうもメインエントランスで自転車を借りて、公園外を走らなければいけないようです。走りたかった。
公園内を巡るボートツアーもここから発着です。
お土産物屋さんもあります。木彫りの靴細工の実演中。
Wilhelmina
キューケンホフ公園内はどこもかしこもお花で一杯でとても綺麗。しかしそれと同じくらい人も一杯。写真を撮るときに必ず人が映りこむ仕様です。
Wilhelminaではチューリップやその他の花を展示していたようです。
Juliana/Tulpomania
Juliana/Tulpomaniaにはチューリップの歴史や17世紀に起こったチューリップ・バブルに関する展示があるそうです。毎日14時からスタートするフリーガイドツアーもここで申し込めるのだとか。時間が会えば利用するのもいいですね。
キューケンホフ公園からライデンへ
たっぷりとチューリップを堪能したのでライデンへ戻ります。だいたい5時間くらい。キューケンホフ公園は朝と夕方が空いているのだとか。たしかにこの時期は夜9時ぐらいまで明るいので、人混みを避けて夕方に来るのもいいかもしれません。
Main entranceを出てすぐ、到着したところと同じところに帰りのバス停もあります。アムステルダムやスキポール空港行きも同じバスターミナルなので行き先に注意してならばないといけません。同じバスに、スキポール空港行きのつもりで乗っている人がいて、アナウンスと同時に慌てて降りていきました。
では、ライデンに到着してからの話はまたオランダ アムステルダム・ライデン観光 (3)で。