オーストラリア1週間の海外旅行で海外用SIM「SIM2Fly」を使ってみた

先日1週間ほどオーストラリアに行ってきまして、滞在中はタイの通信会社「AIS」が提供する海外用SIM「SIM2Fly」を利用してスマホのデータ通信をしていました。感想は総じて言うと、安い\(^▽^)/ しかし使い勝手は安いなりにそれなり(´・ω・`) という感じです。では以下使ってみた詳細です^^

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滞在1週間、2人別行動なので、海外用SIM「SIM2Fly」を選ぶ

「人数別・滞在日数別で比較する!海外旅行中にスマホを利用する方法」でご紹介した考え方で、今回は海外用SIM「SIM2Fly」を選びました。こんな感じ。

キャリアの国際ローミング→×。そもそも格安SIMなので

短期ならキャリア(ドコモとau)の国際ローミングも安くなるのですが、うちはそもそもDTIという格安SIMを使っているのでキャリアのサービスは使えません。ま、いいんです。月々1200円ぐらいしか払ってないから。海外旅行のときに別の手段を考えた方が全然お得。そしてもし今回国際ローミングを使うとしてもフルに使うと1日980円×7日×2で14,000円ぐらいだから、やはり海外用SIMの方が安い。

海外Wi-Fiレンタル→×。2人だけど別行動するので

1週間程度の旅行で、2人以上で一緒に行動するなら、海外Wi-Fiレンタルがお得になるのですが、いかんせん夫は仕事、わたしはプライベートなので別行動。別行動中に連絡を取り合いたいので、今回海外Wi-Fiレンタルは使えません。

試しにjetfiでシミュレーションしてみたら1台8日間レンタルで7120円でした。2人で使うなら国際ローミングよりだいぶ安い。

1週間滞在なら 日本製海外用SIM→高いので×。外国製海外用SIMを選ぶ

今回の旅行は7泊8日。1か月程度滞在するなら日本製海外用SIMが便利なのですが、しかし1週間だと高い。そして外国製海外用SIMがめちゃくちゃ安い。

うちは2人ともすでにSIMフリースマホを使っていますし、操作にも慣れているので今回は外国製海外用SIM、中でもAmazonで安かった「SIM2Fly」を選んでみました。

ちなみに現地で購入できる現地プリペイドSIMを選ばなかった理由

オーストラリアは観光客も多く、利用できる現地プリペイドSIMもあるようです。しかし口コミを見ると、窓口が混むことがあるとのこと。観光客が多いとこんな弊害があるんですね。こればかりは運なのでどうしようもない。

今回、オーストラリア国内の乗り換えがあり、夫の仕事の都合でスケジュールがタイトであることから、受け取りにかかる時間が読めない現地プリペイドSIMの購入を見送ることにしました。

そして見送って正解でした。シドニーで乗り換えるときにカンタス空港の国内便乗り継ぎ窓口が激込み!結局出発が遅れ、現地到着も遅れました。ま、そんなもんですよね(諦め)。

あとは1週間程度なら最悪「SIM2Fly」が使えなくたってどうにかなるか!という開き直りです。所詮、ガラケーすらない時代から海外に行ってたので、そこらへんはいいかげん。

人数別・滞在日数別で比較する!海外旅行中にスマホを利用する方法
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海外生活・留学ならSIMフリースマホがオススメ!という記事にも追記したのですが、ドイツでは現地プリペイドSIMを買うときにドイツ国内...

Amazonでオーストラリアで使える「SIM2Fly」を購入

さてSIM2Flyの入手方法ですが、Amazonなどのショッピングサイトで購入できます。複数の輸入店があるようで、同じ製品でもちょっとずつ値段が違うので要注意。

うちが購入したのはこちらです。

アジア16カ国・4GB・8日間で1400円(税抜き)!安いな!
日本製の海外用SIMだと安くても3000円以上する上に、1GBしか使えないものがほとんどです。ただし日本製は有効期間が1か月あって、リチャージも簡単なので利点も多い。SIM2Flyのリチャージについてはのちほど。

購入後4日後ぐらいに届きました。しかし封筒でぺろりと届いたので「これ、中身入ってるの?」と不安になります。

他の国に対応する海外用SIMを調べるときは「海外 SIM 〇〇(渡航国名)」で検索すると見つかると思いますよ。ただしそれが安いとは限らないので、日本製海外用SIMともよく見比べてみましょう。

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SIMカード「SIM2Fly」と日本語の説明書

中に入っていたのはSIMカードの「SIM2Fly」と日本語の説明書(ペラ紙で2枚)。

SIMカードは、写真だと切れ込みが見にくいのですが、標準・micro・nanoのすべてのサイズで切り取ることができるので、まあ基本的なSIMフリースマホやタブレットなら大丈夫でしょう。時々、標準・micro・nanoサイズじゃないスマホやタブレット、モバイルWi-Fiルーターがあるのでご注意を。写真はnanoサイズで切り取ったところです。

しかし日本語の説明書がぺらい。

「SIMカード挿入後に、タイ語のSMSが大量に届きますが(中略)無視してください」とか書いてあるので不安が募ります。無視して大丈夫なんかいな。ちなみにこんな感じのSMS。おそらくあとから英語で来るSMSのタイ語版と思われます。

どうも販売している会社も輸入しているだけで、使い方に慣れているわけではないようで、サポート期待できない感がすごい。

いざ設定!APN設定とアクティベート

まあ、一抹の不安は残りますが設定です。SIM2Flyがいいのは、日本も利用範囲に入っているところ。現地の無料Wi-Fiでも設定できますが、どれぐらい安定してるか分からないので出発地の関西空港で設定していくことにしました(実際、ホテルの無料Wi-Fiはトラブルで2日間使えませんでした。よくあること)。

設定は簡単

  • SIMカードから、使う端末にあったSIMサイズで切り離す
  • SIMを入れ替える
  • 説明書通りに設定

……なのですが、iPhone利用者が日本で格安SIMを使っている場合は、SIMを入れ替える前にプロファイル(APN設定)を削除しておいた方がいいでしょう。削除しなくても使えることもあるようですが、うちは削除しないと2台とも接続できませんでした。

ということで、iPhoneの場合の接続についてもうちょっと詳しく書いてみますね。

プロファイル(APN設定)を削除する

iPhoneで格安SIMを使っている場合、格安SIMのプロファイル(APN設定)がインストールされていることがあります。うちはDTIなのでDTI SIMのプロファイルですね。場所は「設定」→「一般」の下の方に表示されてます。

で「プロファイル」をタップ。

ここで「プロファイルを削除」をタップ。

これでプロファイル(APN設定)が削除されました。

SIMを入れ替える

プロファイル(APN設定)の削除後、SIMを入れ替えましょう。カバーを開けるためのピンを持って行くのを忘れないように!

説明書通りに設定

プロファイル(APN設定)を削除して、SIMを入れ替えてからようやく説明書通りに設定していきます。

ちなみにプロファイル(APN設定)を削除せずにSIMを入れ替えて設定を行うと接続できませんでした。どうやら格安SIMとSIM2Flyのプロファイルが競合するみたいです。わたしの場合は、iPhone自体を再起動するまで接続できなかったのでとても時間のムダでした(´・ω・`)

設定は簡単。

1. ホーム画面から「設定」をタップ。
2.「モバイルデータ通信」をタップして

3.「通信オプション」をタップ。

4.「データローミング」をオンに。

5.「設定」→「キャリア」に現地のローミングサービス名が表示されればOK。

わたしは「Optus AU」や「Vodafone」と表示され、どちらでも使えました。ここら辺契約はどうなってるんだろうと不思議に思いますが、とりあえず使えるからよし!

接続できないときの対処方法

で、問題は接続できないときです。

わたしたちも、説明書通りに設定しても接続できなかったり、突然接続が切れたりで焦ったので、実際やってみて解決した対処方法をいくつかご紹介します。効果のほどは保証できないので自己責任でがんばって!(海外に住むと強くなります)

プロファイル(APN設定)が競合してないか確認→のち、再起動

上でも書きましたが、最初プロファイル(APN設定)を削除しないままSIMを入れ替えたら、その後プロファイル(APN設定)を削除しても接続できませんでした。そんなときはSIMを元のSIMに戻してから再起動。もう一度電源オフにしてから、再度SIM2FlyのSIMに入れ替えて設定しなおすと接続できました。ややこしいぜ!

突然接続できなくなる(1)→データローミングのオン・オフを切り替える

まずジャブとしてデータローミングのオン・オフを切り替え。

突然接続できなくなる(2)→再起動

次にスマホ本体の再起動。とりあえずダメなときは再起動ですよね。

余談ですが、深夜残業中にパソコンやコピー機が動かなくなったときは「日ごろの感謝の言葉を述べたのち、そっと抱きしめると動くようになる」と周囲の人に話していたのですが、別の人は「祈りを捧げる」と言っていて、意外とみんなバカなことやってるんだなと思いました。

突然接続できなくなる(3)→SIM入れ替えからやり直す

結構いい調子で接続できていたのに、また接続できなくなり、上記2つを試してもダメだったので、心をあらたにSIM入れ替えからやり直したら接続できるようになりました。接触なんですかね?

あくまで現地ネットワークを利用していることを忘れない

販売サイトで「接続できなかった」「めちゃくちゃ遅かった」という口コミを見たのですが、たしかにSIMカード自体の不具合もあるかもしれません。しかし、もしかしたら現地ネットワークの状況がよくないのかもしれない。

日本に住んでいるとわりとどこでもネットが使えますが、海外はそうでもないところが多いです。ドイツなんかすごくネットが発達しているイメージだと思いますが、意外と3Gしか入らないところも多いし、時間によってつながらないこともよくあります。

なので、国際ローミングを利用するときはちょっと広めの心が大切。10分の間に3回やり直してもつながらないかもしれませんが、1時間経ったらつながるかもしれません。結果まったくつながらないこともありますけどね(´・ω・`)

通話と課金(トップアップ(Top Up))

このSIM2Fly、Amazonなどのショッピングサイトではデータ通信用SIMとして販売されていますが、実は通話もできる通話用SIMです。ただし課金が必要。そのためのSMSも送られてきます。

しかし通常の課金にはタイの口座やタイで発行されてクレジットカードが必要。日本で発行されたクレジットカードでは課金することができません!なんてこった!

以前はここまでで日本の利用者は諦めざるを得なかったのですが、最近SIM2Flyのアプリを使えば「LINE Pay」を使って課金できるようになり、通話で利用したりリチャージして有効期限を延ばしたりすることができるようになったそうです。というか、タイのキャッシュレス決済にLINE Payが使えることが多いみたいですね。素晴らしい。

以下、アプリの画面を見てみましょう。

まず、SIM2FlyのSIMを入れておきましょう。あとでワンタイムパスワードがSMSで送られてくるので、SIM2FlyのSIMが入ってないと受け取れません。

さて、アプリをダウンロードします。検索は「My AIS」。日本のAppleアカウントでも問題なくダウンロードできました。

楽しげなトップ画面。「Mobile Number/Internet Number」というところに電話番号を入力します。送られてきたSIMカードのパッケージに電話番号が書いてありますよ。

「OK」をタップすると次の画面へ。そして同時にOTP(ワンタイムパスワード)がSMSで送られきます。

それを入力しましょう。5分しか有効じゃないので注意が必要。

利用規約が出てくるので「Accept」

このときはキャンペーンだったのか、ログインから3日間使える1GBのデータ通信をくれました。いつもあるんだろうか? とりあえず「OK」をタップ。

ユーザー用のトップ画面に来ました。課金するには「Top Up」をタップ。

さらに「Top Up」をタップ。

ここにある「Rabbit LINE Pay」から支払いが可能に。

「Rabbit」は「LINE Pay」と提携している地元企業の会社名だそうです。

今回は通話するつもりがなかったのでお世話になりませんでしたが、いざってとき使えるようにアプリはダウンロードしておいた方がいいかもしれませんね。SIMカードの有効期限を延長するための課金(Top Up)も同じ方法です。

ヨーロッパ周遊・15日間4GBの「Sim2Fly」もある

これだけ安いならドイツでも使えないのかな~と探してみたら、ヨーロッパ周遊・15日間4GBという「Sim2Fly」もありました。お値段は3,350円(税抜き)。

うーん。いいような気もする。しかし今回の旅行でも200MBしか使わなかったわたしには4GBは多い気もする。

そしてMightySIMなら日本語が使えて、ヨーロッパ33か国・30日間500MBで2890円とか1GBで3490円とかあるので悩むところです。SIMカード自体の有効期限はないので、2回目以降なら500MB・2200円、1GB・2800円。課金が簡単なのもいいです。ただMightySIMはアジア圏にめちゃくちゃ弱く、めっぽう高くなるので、エリアごとにSIMカードを使い分けないといけなくなるのは面倒です。

ここら辺の海外用SIMの比較はこちらでご覧ください。悩みますな!

人数別・滞在日数別で比較する!海外旅行中にスマホを利用する方法
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では以上、海外用SIM「SIM2Fly」を利用したレビューでした。やはり感想は総じて言うと、安い\(^▽^)/ しかし使い勝手は安いなりでそれなり(´・ω・`)です。特に課金が面倒なのに、課金しないと使い捨てのSIMになっちゃうのがもったいない。そのうち便利になってくれると嬉しいな~(希望)。

>>海外長期滞在で使うスマホやSIMについてはこちら。

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