「象がいる」!?日本語と似ているので勘違いして困るドイツ語単語

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「これは日本語じゃない」と分かっちゃいるんだけど、日本語に似ているので脳が瞬時に日本語の意味を思い浮かべてしまって困るドイツ語単語がいくつかあります。これだけじゃ分かりにくいので実際の単語でご説明しますね。

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Bus(ブス)

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ドイツ語学習者にはよく知られているBus(ブス)。「バス」という意味で、ドイツ語読みは「ブス」。よくバス停で「Der Bus kommt.(バスが来た)」という人がいるのですが、どうにも脳内で「ブスが来た」って変換されるんですよね。ブスだけが日本語でごっちゃになって困る。そして自分が言われたんじゃないと分かっていてもほんのり傷つく。

Was(ヴァス)

Was(ヴァス)は英語でいうと「What」。「何が」「何を」という疑問文を作るときに使ったりします。「Was?」と単体で使うときは、親しい人同士で「なんて?」と聞き返したり、「はぁぁぁ?なんて?どういう意味??」という風に、信じられないことを言われたときにキレ気味に問い返したりするのに使います。そんなときの言い方は「ヴァァァァス??」。しかしバス停で聞くとどうしても「バス」に聞こえる(やや発音が違う)。「Der Bus kommt.」「Was?」が「ブスが来た」「バス?」に変換されてわやくちゃです。

egal(エガール)

わかってます。そもそも「江頭2:50のように振る舞うこと」=「江頭る(えがる)」なんて日本語はないってことを。でもどうにもこうにも「江頭る(えがる)」に変換されてしまう「egal(エガール)」。アクセス独和辞典だと「(口語)どうでもよい」となっていますが、雰囲気だと「どっちでもええがな!」「こまけぇこたぁいいんだよ!」な気がします。エガちゃんにガッペふさわしい。形容詞として「同じ、等しい」って意味もあります。

echt(エヒッ/イヒッ)

「echt」は「本物の、純粋な」などという意味の形容詞。転じて、若い人は「マジ!?」って感じで使います。むしろこっちがメジャーな気がする。発音は「エヒッ」なんですけど、人によっては「イヒッ」に聞こえます。まだ「echt」という単語を知らないころ、道を歩いていて「イヒッ」「イヒッ」と連呼する人がいて、漫画みたいな笑い方だなぁと思っていたら「マジ!?」って意味でした。マジかよ。

Gift(ギフト)

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ギフトは英語で「贈り物」って意味ですけど、日本語でも同じように使いますよね。しかしドイツ語で「Gift」は「毒」という意味。全然違う!! 以前、テレビでドイツ語版の名探偵コナンを見ていたら、タイトルが「Das Gift(ダス・ギフト)」で、「へ~贈り物がキーになるのかぁ」と見ていたら、いきなり毒殺されたのでショックを受けました。他にも推理ドラマの解説に「Gift」という文字を見つけるとつい「贈り物」に置きかえてほっこりするのですが、「あ、毒だった……」と思い出してしょんぼりするというのを繰り返しています。

Wagen(ヴァーゲン)

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「自動車、車両」という意味の「Wagen(ヴァーゲン)」。長距離列車を予約したときに車両番号として「Wagen 7(7号車両)」というように書かれています。でもわたしの耳には「ヴァーゲン」は「バーゲン」と同じに聞こえるので、ついつい「バーゲンセール」を思い浮かべます。バーゲンセールの「バーゲン」は英語の「bargain」が語源。

ちなみにドイツの国民車「Volkswagen」は「Volks(国民の)」「wagen(自動車)」で、ドイツ語読みだと「フォルクスヴァーゲン」。「大衆車」というような意味です。

so geil(ゾウガイル)

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「so」は「とても」という強調の副詞。「geil」は本来「好色な、みだらな」という形容詞ですが、若者言葉で「イケてる、ヤバイ」みたいな感じで使われます。うちの近所は大学街なので、よく「so geil!(ヤバイ!)」という言葉を聞くのですが、人によっては「象がいる」に聞こえて仕方がない。「が」にアクセントがあるので、外国語っぽくテンション高めに「象ガーイル!」と言ってるように聞こえますが、「いやいやこれはドイツ語だったわ」と思いなおす日々。

Hunger(フンガー)

「空腹」という名詞を意味する「Hunger(フンガー)」。「お腹空いた」は「Ich habe Hunger.(イッヒ ハーベ フンガー)」と言いますが、どうしても怪物くんのフランケンが出てきて仕方がない。しかしフランケンの「フンガー」という叫びは、ドイツ語の「Hunger(空腹)」が語源なので、合ってるっちゃ合ってるんだけど、フランケンのフンガーにはもっといろんな意味が込められてるからねぇ。

Ach so(アッハ、ゾウ)

「Ach so」は「ああ、そう」という意味で、日本語とほぼ同じ意味だから日本人に好んで使われます。たしかに便利。発音も「アッハ、ゾウ」と書きましたが、日本人の耳だったらほとんど「アッソウ」に聞こえるレベルです。でも連呼すると「興味なさそう」「聞き流してそう」と思われるそうなので、受け答えのバリエーションは増やさないといけない。

Moin moin(モインモイン)

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Moin moin(モインモイン)は主に北ドイツの方言で「こんにちは」とか「こんばんは」という挨拶です。ドイツ中部のボンではほとんど使わない。しかし、近所のタパスレストランの常連さんがしょっちゅう「Moin moin!(モインモイン!)」と言いながら入ってくるので、ちょいちょい聞いています。ま、多くは語りませんが「Moin moin!(モインモイン!)」は「ボインボイン」に聞こえて仕方なくって……。ちなみにここに貼る画像をめちゃくちゃ悩んだあげく、「あえて見せない」画像を選びました。どうでもいい。

まとめ

以上、独断と偏見に基づいた日本語と似ているので勘違いして困るドイツ語単語でした。また思いついたら追加していきます^^

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