2パック全部が二卵黄!卵がけご飯が食べられないドイツで意外な幸せ

stevepb / Pixabay

「海外では生卵を食べない」というのはわりと有名な話かと思います。しかし生卵が食べられない代わりに意外な幸せを味わうこともあります。

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卵の管理がいい加減

ドイツで生卵を食べないというのも、それもそのはず。売られている卵が結構汚れてるんですよね。たとえばこんな感じ。

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これはマシな方で、ひどいときには羽がついていたり糞がついていたり。調理前には洗うのが原則です。もちろん、洗ってもサルモネラ中毒が怖いので生では食べません。

さらに汚れているだけではなく、パックの中で割れていたり、10個入りパックなのになぜか7個しか入っていなかったりすることもあります。なにがどうしてこうなったんだ!? いや、ほんとに。

長年ドイツの卵を買ってみて、どうやら卵の管理がいい加減なんだなということが分かってきました。

あんまり洗わないのはもとより、「Mサイズ」と書いているパックにどう見ても小さすぎるSサイズの卵が入っていたり、逆もあったりとサイズ管理も適当そうです。

「生卵を食べる習慣がないから管理がいい加減なのか」「管理がいい加減だから生卵を食べないのか」という疑問は、それこそ卵が先か鶏が先かという話なのでしょうが、「卵かけご飯が食べられない」ということについては疑いの余地がないようです。

*ドイツ在住の日本人の中には、卵かけご飯の誘惑に負けて生で食べる猛者もいると聞きます。気持ちは分かる。

管理がいい加減だから起こる幸運、二卵黄

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しかし管理がいい加減で意外ないいこともあります。それが二卵黄です。一つの殻の中に黄身が二つ入ってる卵で、10年以上日本で料理をしているときには見たことがありませんでした。

日本だと二卵黄は基準になる規格より重く、形が整っていないので、出荷される機会が少ないのだそうです。なるほど。

それがドイツだと管理がいい加減なので、二卵黄でも普通に出荷されるわけです。そりゃ日本より二卵黄を見る機会が多くなりますよね。わたしもドイツで初めて二卵黄を見ました。なにげなく手に取った卵が二卵黄だと、なんだかちょっと得した気持ちになります。

2パック全部が二卵黄(証拠写真がないのが残念)

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スーパーでLサイズの卵を2パック買った、ある日のことです。

前日買っておいたMサイズの卵1個とこの日買った卵2個を割ってみると、おおお!Lサイズが2個とも二卵黄!(↑写真)

すごい!2つ連続なんて、すごくいいこと起こりそうな気がする!

と興奮気味に夫にメールを送りましたが、特にいいことはありませんでした。でもちょっぴり幸せ。

そして翌日。

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ふおおおおお!!!4つ連続、二卵黄-----!!!(興奮)

本当は3つしか必要なかったのですが、4つ目も割ってしまいました。いや割っちゃいますよね。

この時点で「1パック全部が二卵黄なんじゃ……」という期待が沸き上がりましたが、ケチな性格が災いしてその場ですべて割ることはできませんでした。だし巻き卵作るだけだし。

後日割ってみたら、結果は1パックすべてが二卵黄!!! あああ、いま思えばあのとき割っておけばよかったぁぁぁ。

ちなみに同じ日に買ったもう1パックもすべて二卵黄で、まさかの2パック全部が二卵黄という驚きの結果に。しかし幸運も続くとマヒするようで、最後の方は「だし巻き卵が大きくなって巻きにくい」と思うようになりました(だし巻き卵ブームだったんです)。人間って容易に幸運に慣れますね。

その後、週に2~3パックぐらい卵を買っていますが、1パックすべてが二卵黄ということはさすがになく、いま思えばあのとき全部割っておけばよかったと(2回目)。

近所のスーパーではMサイズが基本。Lサイズはあったりなかったりなので、そもそもLサイズを買う機会があまりないんですよね。でもまたあんな奇跡が起こるかもしれません。少なくとも日本よりは頻度が高いはず。

いまちょうど手元にLサイズの卵が2パックあります。そして「もしかしたら……!」とドキドキしています。日常生活にこんなわくわくするイベントがあるなんて、ドイツってちょっといいですよね。

奇跡が起こればお知らせしますが、知らせがなければ結果はお察しください。

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こちらは実際に1パック全部が二卵黄で、全部割ってみた人の動画です。12個全部二卵黄! 買ったのはイギリスの学生さん。めっちゃ楽しそうです。

Student cracked a dozen double-yolk eggs in a row

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