キットカットがお寿司に!? スシ・バー「KUGELFISCH」【ドイツ・ボン】

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ずっと気になっていた「キットカット巻き」を食べに行ってきましたよ!まさかお菓子のキットカットがお寿司になるとは。しかしこれが意外と……!?

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スシ・バー「KUGELFISCH(クーゲルフィッシュ)」について

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クーゲルフィッシュは名前のとおり、フグがトレードマークのスシ・バーです。内装もちょっとバーっぽいですよね。

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クーゲルフィッシュはボン市内に2店舗あります。わたしがよく行くのはPoppelsdorfという地区にあるお店です。もう1店舗はBeuelという地区にあります。

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Entdecken Sie FRANKAS KITCHEN in Bonn, Ihre Top-Adresse für kreative Kochkurse und unvergessliche kulinarische Events. Von Sushi-Akademie bis Eventküche – erleb...

カリフォルニア風の新感覚お寿司

ホームページを見ると、オーナーシェフはロサンゼルスにあるカリフォルニア・スシ・アカデミーで修行してきたのだとか。ああ、なるほど。たしかに日本風のお寿司とはかなり違う、新感覚なお寿司なんですよね。

でも日本風のスタイルや食材にこだわらない分、経費が安く抑えられるのか、値段は安めなのでたくさんお得に食べられます。行ったことはないのですが、平日のお昼12時~17時にはビュッフェがあり、お茶と味噌汁がついて13.90ユーロ。夫の同僚や秘書さんもお気に入りでよく行くと言ってました。

オーソドックスなにぎりアラカルト

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まずはオーソドックスなにぎりから。1つ2ユーロですが、12個頼むと21ユーロになります。ということで12個頼んだアラカルト。さけ、まぐろ、カニカマ(ドイツでは「Surimi」)、エビ、いか、さば(しめさば)を2つずつ。このお店が面白いのは、ネタが日本語発音で書いてあるので「Sake, 2Stuck」というように日本語で注文しても通じるところです。

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こちらはレインボーロール。まぐろとさけとアボカドをグラデーションをつけて並べてから切っているようです。日によって並び方が違います。自由ですな。

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これはノルウェイセット。さけとアボカド、日本のマヨネーズが入った裏巻きのことを「norway roll(ノルウエィロール)」と呼んでいるようなのですが、なんでなんでしょうね。他のお寿司にもさけ入ってるんだけどなぁ。

カリフォルニア風なので裏巻きが豊富で、もちろん欧米ならではの揚げたお寿司もあります。

豊富でオリジナリティ溢れる一品料理

わたしたちがクーゲルフィッシュを気に入っているのは、このお店は一品料理がとてもたくさんあるからです。特に餃子がお気に入り。とはいえ、これも日本風ではなくかなりオリジナリティに溢れています。

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左が餃子。揚げてあるのはいいのですが、下に謎のソースがしかれています。これがピリッと甘辛で、こしょうがスパイシーで美味しい! 最初は「なんじゃこりゃ」と思ったのですが、いやいやこれがなかなかクセになります。

隣は唐揚げ。こっちも串に刺さってなおかつ謎のスパイシーソースが。これまたさっくりしてジューシーで、日本の唐揚げに飢えたわたしたちには嬉しい。多少違うのもまたよし!それぞれ「Gyouza」「Karaage」で通じます。

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こちらは海藻サラダ(Algensalat)と鮭皮のあぶり(Lachshaut)。海藻サラダは鮭皮のあぶりのおまけです。ボリュ~ミィ~。さらに海藻サラダの下にはご飯があります。なんでや。

海藻サラダは日本で市販されている胡麻ドレッシングで和えているようです。市販の胡麻ドレッシングは味が濃くてちょっと苦手なんですよね……。でもドイツ人は濃い味好きだから好きそう。

鮭皮のあぶりはドイツではなかなか食べられないので嬉しい。スーパーの冷凍サーモンは皮がついてないんですよ。鮭皮のあぶりはこれ一品でお腹いっぱいになります。

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ほうれん草の胡麻和え(Spinatsalat mit Sesamsasse)。これも市販の胡麻ドレッシングで和えています。胡麻ドレに飢えている人はぜひ。

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枝豆です。たぶんヨーロッパでは枝豆は「Edamame」で通じると思います。イギリスでヘルシーフードとして流行ったそうで、ドイツでもアジアンショップやビオショップで買うことができます。

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こちらは海老の天ぷら(Tempura chop shrimp)。なぜかお箸に刺して揚げてあります。見た目は違和感がありますが、これがめちゃくちゃ美味しい!! マヨネーズ強めのオーロラソースと餃子にもかかっている謎のスパイシーソースがかかっています。いや~これは大当たり。海老がぷりっぷりで美味しくて、お店に行くたびに頼んでます。お値段は4.9ユーロ。

真打!デザートの「キットカット巻き」

いよいよ真打、キットカット巻きです。最初にオーダーしたら「キットカット巻きは一緒に持ってきますか?食後に持ってきますか?」と聞かれました。ああ、やっぱりデザートのポジションなんですね。メニューでもデザートのところにあるし。オススメどおり食後に持ってきてもらうことにしました。しかし食後にお寿司を食べるってすごく変な気分。

こちらがキットカット寿司です。おお~!

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予想以上にキットカット感が残ってます。すごい。端っこの2つはそのまんま入ってますね。4本ぐらい使われてるんでしょうか。皮はチーズではなく、たぶんライスペーパー?かな?

恐る恐る食べてみると……意外と美味しい!

まあ、フランスのヌテラ寿司を食べた後で、予備知識があったのがよかったのかもしれません。本当に意外と美味しいんですよ。かかってるチョコレートソースがかなりビターなので、甘いキットカットと合わさるとちょうどよく感じます。さくさく感も歯ごたえが新鮮でいい感じ。白ワインが欲しくなります。チョコレートでワインが飲める人ならいける。

ちなみにポッキー(ドイツでは「Mikado(ミカド)」)を巻いた「Mikado maki」もあります。次回チャレンジしたい。

進化した海外のお寿司をリーズナブルに楽しもう!

先日食べたのはノルウェイセット、海老の天ぷら2つ、餃子2人前、キットカット巻き、ビール6杯で51.8ユーロ。チップを入れて54ユーロ払いました。ビールが多いな。

日本から海外旅行をしているときに日本食を食べるともったいない気持ちになりますが、海外に住みはじめると多少高くとも「日本食食べたい」という気持ちになります。この際「日本食っぽい」でも美味しければイイ!

その点、クーゲルフィッシュはリーズナブルに日本食っぽい美味しいものを楽しめます。さらに日本とは違う進化を遂げた海外のお寿司を楽しめるのも面白いです。ダーウィンの進化論のように、寿司の進化をたどる旅もいかがでしょうか。

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