オランダといえばチューリップ。チューリップといえばキューケンホフ公園。日本だと「ロケみつ!」で桜の早希ちゃんが訪れたところということで知っている人もいるでしょう。わたしもその一人。
ふと思い立って調べてみたら、オランダ・キューケンホフ公園でチューリップが花盛りということだったので行ってきました。一応2泊3日だけど1日目夜はドイツ国内なので、オランダは実質1泊2日です。
オランダ・キューケンホフ公園について
- 世界最大規模のフラワーパーク
- 公園に植えられた花は700万本以上
- チューリップで有名だが、ヒヤシンス、スイセン、欄、バラ、カーネーション、アイリス、ユリなど様々な種類の花が展示されている
- ライデン、アムステルダムから専用バスが出ているのでアクセスもいい
2016年3月23日~5月16日は無休で開園(08:00~19:30)
HOLLAND.COM(オランダ政府観光局ホームページ)より
http://www.holland.com/jp/tourism/article/keukenhof-jp.htm
ドイツからオランダ・ライデンまでのアクセス
ドイツ国内でさっそく電車トラブルに会う
わたしが住むドイツ・ボンとオランダ・ライデンまでは電車で4~5時間。車だと約300キロ、3時間ぐらいで着くそうです。近い。
今回はドイチェバーン(DB)を使って行ってきました。ボンから長距離列車が出るデュッセルドルフまで行って前泊。翌日デュッセルドルフからユトレヒトまでICE(Intercity-Express)で行き、ユトレヒトでIC(Intercity)に乗り換えてライデンに入ります。
よーし、行くぞ!と張り切ってボン駅に向かうと、乗る予定だったボン-デュッセルドルフ間のRE(Regional-Express)が運休……。
また運が悪く、わたしたちが乗る予定の電車が故障した模様。幸先悪いばかりですが、ドイツ生活もトータル4年を越え、そろそろ慣れっこです。意外とよく運休したり、ストで電車が無くなったり、30分以上遅れたり、車両がなくなったり、直前にホームが変更になったりするんですよ、困ったことに。
こういったトラブルの場合は諦めて駅のインフォメーションに聞きに行きましょう。いろいろと代替手段を教えてくれます。忙しくてテンパってると変なことを教えられるときもありますが、電車トラブルの愚痴は長くなりそうなので別記事で。
今回は予定より1時間遅れの電車に乗ってケルンまで。そこから乗り換えてデュッセルドルフまで行く方法を教えてもらいました。夫も携帯でいろいろ調べたのですが、どうも臨時電車が走ったみたいで、ホームページの検索からは見つけられないルートだったようです。
「やっぱり前泊にしてよかった」としみじみ実感しながら、1時間半遅れ、23時30分にデュッセルドルフに到着。ちなみにボンからデュッセルドルフまでは電車で1時間程度。電車乗ってるより長く待つとは。しかしホテルもキャンセルされておらず、無事1日目の夜を過ごすことができました。結果オーライ!
デュッセルドルフからユトレヒトへ
翌朝、9時13分発のICEに乗ります。オランダ・ユトレヒト(Utrecht)駅には11時01分到着予定。指定席を取っていなかったので夫とは別々の座席に座りましたが、どうせ寝るだけなので問題ない。というか指定席を取っていても、前日のように電車が遅れることが多いので役に立たないことがよくあるんですよね……。なので1、2時間の距離なら指定席を取らずに、適当に空いてる席に座るようにしています。
ぐっすり眠りこんでいると、突然「Immigration!(入国管理局だ!)」という声が。驚くっちゅーねん。
シェンゲン条約加盟国が多くなってきたEU内では、電車で国境を越えるときもパスポートチェックされることはほとんどありません。しかしわたしが十数年前にベルリンに住んでいたときは、国境を越える電車内ではパスポートチェックされていたので、「まあ、そういうこともあるか」と思いながらパスポートを取り出して待っていました。が、チェックされることもなくスルー。
どうやら中東系や東南アジア系の外見の人だけがチェックされていたようです。昨今の難民事情が関係あるのでしょうか。そういえば昔も隣のコンパートメントにいた人はしつこくチェックされていたのに、わたしたちは日本のパスポートの表紙を見せただけでスルーされたんだった……。ジャパニーズ・パスポートの威力をしみじみと痛感しますが、寝ぼけながらも気合いを入れて待っていたのでちょっとむなしい。
その後は特にトラブルもなく、約2時間後、予定通りにユトレヒトに到着しました。ユトレヒトの人口は約30万人。ボンと同じくらいなのですが、駅が超立派! おかしいな、ボンも昔は首都だったのに。
ライデン行まで20分ほど待ち時間があるのでユトレヒト駅をぶらぶらしてみました。結構たくさんお店があります。乗り換え時間をたっぷり取ってたらここで昼食でもいいかも。日本食の軽食屋もありました。
「ENOKI」て、あんた。よりによってなぜキノコの中から「えのき」をチョイスしたのか。謎めいてる。店員さんは日本人ではなく、なんとなくアジアンっぽい食事が売っていました。気になる。
駅を出たところにこんな看板がありました。「ヘルシンキまで1793キロ」とか「マドリードまで1742キロ」とか、遠すぎやしませんか?
ユトレヒト駅を外から見るとこんな感じ。ガラス張りでキレイ。
ユトレヒトからライデンへ
さて、ぶらぶら散歩を終えてライデンへ向かいます。出発ホームの写真ですが、向かいに見えているのがオランダのIC(Intercity)。黄色と青色のツートンカラーで2階建て。土曜日ですが昼間だからなのか、すかすかでした。
車内はこんな感じ。
荷物を置く棚はないので、日本から来るときには荷物の置き場に困るかも。わたしはヨーロッパ内はほとんどリュックで旅行します。キャリーバッグは石畳をコロコロしにくいし、荷物棚がない電車だと持て余すことが多いので。
ユトレヒトからライデンへはICで40分程度。近いです。のんびり車窓を眺めていると、オランダ初風車に遭遇。
でもどう見ても、求めてる風車じゃない。昔ながらの風車はライデンにあるらしいので期待。
のんびりしているうちにライデンに到着。看板の後ろに見えてるのが乗ってきたIC。ライデンは人口約12万人。ライデン大学を中心に栄える大学都市で、日本とも縁があるシーボルトの旧宅(現在はシーボルトハウス)やシーボルトコレクションを所蔵する国立民族学博物館などがあります。光と影の画家、レンブラントもライデンの出身です。
ライデン駅を外から見るとこんな感じ。
さて、ライデンからキューケンホフへの移動についてはオランダ アムステルダム・ライデン観光 (2)で。