Deutsch-Test für Zuwanderer B1合格! 私がした勉強法

b1_zertifikat01

懸案だったDeutsch-Test für Zuwanderer B1に合格しました~!やったー!!

筆記試験は大丈夫だろうと思っていたのですが、口頭試験が心配だったのでこれで一安心です。しかし点数を見るとやっぱり口頭試験だけがちょっと低い……。まあ、通ったからよし!

ということで、あまり役に立たないかもしれませんが参考までに、DTZ B1に向けて勉強したことをまとめておきます。試験の順番とは異なるのでご注意ください。

スポンサーリンク

Lesen(リーディング)

基本的な文法のテストです。日本で英語を勉強していたときのように勉強しても点は取れると思います。しかし、それでは話せない英語を学ぶのと同じことになってしまうので、「話すこと」「書くこと」を意識した勉強をしました。

文法

文法の基礎知識はインテグレーションコースで使った教科書を復習したぐらいです。日本で購入した本は時々分からない知識を確認する程度。たくさんの本に手を出して知識が浅くなるよりは、ベースになる本をしっかりとやりこんだ方がいいです。これは日本の英語学習でも同じですね。

単語・語彙

セクションごとに文法と単語のまとめページがあるので、意味を調べた後、書き写して覚えました。特にアウトプット(「話すこと」「書くこと」)を意識して、日本語からドイツ語が思い出せるように気をつけました。

ついつい楽をして、ドイツ語の意味が分かればいいやと思っちゃうんですけど、それだと話せるようにはならないんですよね~。もちろん、いままでそういう勉強をしてしまったからこその反省です。英語は読めて聞けるけど、話せないし書けない……。

スマホアプリを使って単語帳を作ったりもしたのですが、作ることに注力しすぎてあまり利用しませんでした。結局、教科書のまとめページが一番役に立った気がします。

Schreiben(長文筆記)

与えられたテーマに沿って手紙を書くテストです。テーマが絞れず対策が立てにくいので、とにかく最初の挨拶や最後の締めなど決まりきったことを確実に覚えるようにしました。

インテグレーションコースの先生たち(2人で曜日ごとに交代する)がとてもいい先生で、手紙を書く宿題をたくさん出して、たくさん添削してくれました。素晴らしい。これがなかったら合格できてなかったかも。

わたしは利用しませんでしたが、「Lang-8」みたいな語学学習サイトでネイティブに添削してもらうのもいいかもしれませんね。

>>Lang-8

よく使う表現に関してまとめノートを作ったので、またの機会に記事にしますね。

Hören(リスニング)

schrittplus

とにかく授業に出て、ドイツ語に触れる機会を増やしました。無遅刻無欠席でがんばりましたよ。

ドイツにいるんだからテレビでも見ればいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、テレビ番組はB1レベルだとまだまだ難しく、スラングもあるので聞き取れないことが多いんですよね。

分からないドイツ語を聞いていると、雑音のように聞き流すクセがつくので、テストに向けて集中して勉強するなら、教科書の音声データを聞くのが一番近道だと思います。(もちろん日常会話の練習のためにはテレビも見ることになりますが、テスト勉強には合わないかな~という感じです。)

ドイツ語の教科書のいいなと思うところは、公式サイトに行くと音声データがダウンロードできるところです。

インテグレーションコースで利用した「Schritte Plus」という教科書も、ゲーテ・インスティテュートで利用した「Menschen」という教科書も、どちらも音声データが公開されています。「Menschen」はさらにスクリプトもあるので、ディクテーションにも役立ちます。

こういった音声データをダウンロードしてスマホに入れ、家で復習したり、家事をしているときにながら聞きしたりしていました。

Mündlichen Prüfung(口頭試験)

口頭試験はもう練習あるのみなので、休み時間は誰かをつかまえてドイツ語で話をしていました。インドネシア人とウクライナ人の友人2人はドイツ人男性と結婚しているので、家でドイツ語を使って話ができるのですが、「いい練習になるから」とドイツ語会話につきあってくれました。ありがとう!

授業中も「誰かこの口頭試験の問題を練習したい人いる?」と聞かれたら、「やります!(Ich versuche!)」と言って積極的にやっていました。なにせ25人も生徒がいるから、大人しくしていたら順番は回ってきません。日本人の授業に慣れているとちょっと恥ずかしいかもしれませんが、手を挙げてるうちにそのうち慣れます。度胸が大事。

DTZ B1の合格点について

b1_zertifikat02

どれぐらい勉強したら合格できるのかというと、Zertifikat(証明書)に合格点が載っています。表面に自分が取った得点が、裏面に各レベルの合格点があるので、自分がどれぐらい取ったか分かります。

わたしはHören/Lesenで44点(満点45点)、Schreibenで19点(満点20点)、Sprechen(Mundlichen Prufungのこと)で83点(満点100点)、いずれもB1以上の得点を取って合格しました。筆記試験は取れてると思ってましたがほぼ満点ですよ!すごい!素晴らしい!(自画自賛)(誰も褒めないから) 口頭試験はやや微妙ですが、まあよかった~。

写真が裏面に記載されている各レベルの合格点で、下限の点数を下回ると下のレベルに判定されます。たとえばSchreibenで14点を取ったらA2という判定です。

「Hören/LesenとSchreibenのどちらかがA2でも、SprechenがB1ならば、全体のレベルはB1に判定される」という人もいますが(そういう噂がまことしやかにクラスに広まるのです)、今回の合格点のところには特に明記されていないようなので、各分野の下限を上回るのが無難だろうなぁと思います。

Zertifikat(証明書)の裏面にも「Hören/Lesen、Schreiben、Sprechenの3つの得点は合算されない」というようなことが書いてあるので、どれもB1を上回らないといけないんじゃないかなぁ。

日本人でDTZ B1を受ける人はそれほど多くないかもしれませんが、この情報がお役に立てば幸いです。日本人の生真面目さで臨めばきっとだいじょーぶ! 海外で生きるにはいろいろハードルが多いけどがんばりましょうね。

DFZについてはこちらに詳しく書かれています。この記事は2016年11月当時の情報なので、これから受ける方は最新の情報をチェックしてくださいね。

>>Deutsch‐Test fur Zuwanderer - Goethe-Institut(問題作成機関の説明)
>>Deutsch-Test fur Zuwanderer A2・B1-telc(試験実施機関の説明)

Deutsch-Test für Zuwanderer(移民のためのドイツ語) 当日の様子(1日目・Mündlichen Prüfung(口頭試験))
Deutsch-Test für Zuwanderer(移民のためのドイツ語) 当日の様子(1日目・Mündlichen Prüfung(口頭試験))
Integrationkurs の集大成が、Deutsch-Test für Zuwanderer(移民のためのドイツ語)です。これ...
Deutsch-Test für Zuwanderer(移民のためのドイツ語) 当日の様子(2日目・Schriftliche Prüfung(筆記試験))
Deutsch-Test für Zuwanderer(移民のためのドイツ語) 当日の様子(2日目・Schriftliche Prüfung(筆記試験))
さて2日目はSchriftliche Prüfung(筆記試験)です。これまで高校受験や大学受験、就職試験や資格試験などいろいろな試...

役に立った!面白かった!と
クリックしていただけると嬉しいです^^
にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする